キーウ市にて、香港のデモ参加者を応援する集会開催

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21日、キーウ(キエフ)市内の中国大使館付近にて、香港のデモ参加者を応援する集会「香港を解放して 連帯の集会」が開催された。

ウクルインフォルムの記者が現場から伝えた。

集会には、現在約100名が集まっている。参加者たちは、手に「ウクライナは香港を支持している」「自由のための闘い」などと書かれた紙を持ち、「フリー・香港!(香港に自由を!)」といったスローガンを叫んでいる。また、集会には、「マイダンのピアニスト」とニックネームで知られる有名なアーティストが演奏している。

集会は、平和に実施されており、参加者の周りは治安機関と赤十字の緊急対応チームが警備をしている。

集会参加者たちは、当初は、中国大使館の向かいの歩道を塞いでいる他、部分的に車道にも出ているだけだった。集会運営者たちは、設置されたステージ上で、治安機関に対して何度も集会開催地のフルシェウシキー通りの封鎖を要請してきたことを説明した。その後、参加者たちが車道に広がり車両の通行を封鎖した。

「連帯の集会」の運営者たちは集会開催前日、彼らの情報では、香港での衝突で、5000人近くのデモ参加者が違法に逮捕された他、3000人以上が負傷したのだとし、その中には、記者、子供、外国人、高齢者、障害者を含むとし、死者も出ていると伝えていた。

これに先立ち、市民イニシアティブ「ユーロマイダンSOS」が、ウクライナ人たちに、香港のデモ参加者たちへの応援のためのオンライン行動「香港とともに立とう(#StandWithHongKong)」への参加を呼びかけていた。

ユーロマイダンSOSは、参加の方法として、「#StandWithHongKong」と紙に書き出し、フェイスブックなどのソーシャル・メディア上で、その紙と一緒の写真をアップロードするのだと説明していた。

現在の香港での大規模抗議運動は、6月から続いている。参加者たちは、断続的に通りを封鎖しており、衝突も散発している。11月18日、香港警察は、2日のデモ参加者との対立の後、大学に襲撃をかけている。その際、催涙ガスや放水が行われた。