中銀前でスモーリー総裁辞任を求める集会開催

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18日、キーウ(キエフ)市内の中央銀行の建物の前にて、ヤキウ・スモーリー中銀総裁の辞任を要求する集会が開催された。

ウクルインフォルムの記者が伝えた。

集会参加者たちは、「スモーリーは中銀の行動の責任をとれ」、「中銀の人事改革を要求する」、「中銀の銀行システムはウクライナの経済ジェノサイドだ」と書かれた横断幕を手にしている。設置されたステージのそばには、市民団体「汚職ストップ」のテントが設置されている。

治安機関は、集会開催に合わせて、インスティトゥーツィカ通りの交通を封鎖している。

集会の際には、ヴァレリヤ・ホンタレヴァ前中銀総裁の自宅放火事件を揶揄(やゆ)したスタジオ「第95街区」の替え歌「家が燃えた」が流されていた。

ウクルインフォルムの記者が参加者10名にコメントを求めたところ、うち9名は非常に攻撃的に対応し、一切のコメントを拒否した。

コメントに応じた1名は、名前を伏せた上で、ジトーミル州出身でキーウで勉強していること、集会の参加は「ここに立っているよう頼まれたからだ」と述べた。同時に、同青年は、ヤキウ・スモーリー総裁がどんな人物か、どうして今回の集会がこの場所で行われているかといった質問には答えられなかった。