東部検問で警察官と志願兵が小競り合い

9日、東部ルハンシク州クレミンナ市にて、兵力引き離しを阻止することを目的に前線のゾロテーに向かおうとする志願兵・退役兵の一団と、警察官の間で検問所で小競り合いが発生した。

フロマツィケが報じた

「最後の検問所」と名付けられた運動の参加者たちは、自動車でゾロテーに向かっていたところ、クレミンナの検問所で止められ、現地の治安機関職員にそれ以上の進行を認められなかった。

志願兵が進行を許可するよう要求し続け、その後小競り合いに発展。警察職員は空に向け拳銃を発砲。治安機関職員1名が負傷し、医療班が治療にあたった。

これに先立ち、10月9日、退役兵、志願兵、ボランティアたちがルハンシク州ゾロテーへ兵力引き離しを阻止しに向かうと発表していた。

その他、国家軍団党のアンドリー・ビレツィキー党首(編集注:元国家警護隊アゾフ連隊指揮官)は、軍が撤退しても、退役兵がゾロテーの現場に残り続けると発言していた。

その後、警察は、「アゾフ連隊」の退役兵はほとんど全員ゾロテーを去ったと発表。

ゾロテー近郊に定められている「兵力・機器引き離し地点」での引き離しは、10月7日に開始が予定されていたが、武装集団側からの停戦違反が生じたために開始が延期されている。

なお、ウクライナ国防省は、ウクライナ軍はペトリウシケとゾロテーの2地点における兵力等引き離しを技術的に開始する準備ができていると伝えている。

写真:フロマツィケ