クリミア占領時のウクライナ海軍掃海艇をめぐる映画「チェルカーシ」 封切りは2020年

2014年のロシアによるクリミア占領時におけるウクライナ海軍の掃海艇での人々のドラマを描いた、現在制作中の映画「チェルカーシ」は、2020年2月27日から映画館で上映されることがわかった。

制作チームが第10回オデーサ国際フィルム・フェスティバルで発表した。15日、「メディア探偵」サイトが報じた

制作中の映画「チェルカーシ」は、2014年当時、ロシアにより占領されゆくクリミアのドヌズラウ湖において、ウクライナ国旗を最後まで掲げ続けた7隻のウクライナ艦船の1つ「チェルカーシ」をめぐるドラマを描いたもの。

映画制作には、この掃海艇「チェルカーシ」の当時の指揮官であったユーリー・フェダシュ氏がアドバイスを行なっており、俳優陣には当時同艦船に乗っていた海軍軍人も加わっている。

「チェルカーシ」制作プロジェクトは、国家映画委員会の第9回コンテストで選出されたもの。制作は、2017年4月から始まっている。制作予算の40%以上が国家から拠出されている。クリミアの海等を表す場面の撮影は、オチャキウ(ミコライウ州南部)、オデーサ、チェルヒウ州で行われている。

映画「チェルカーシ」予告編