モスクワ、11日に拘束されたクリミア・タタール人全員が解放

11日にモスクワのロシア連邦最高裁判所付近で、露治安機関に拘束された約50名のクリミア・タタール人集会参加者が、12日に全員解放された。

同時に、彼らは公共の場の集会実施の違反があったとされ、1万~2万露ルーブルの罰金刑が課される可能性があるとのこと。12日、市民団体「クリミアの連帯」が伝えた

発表には、「拘束されていたクリミア・タタール人全員が、内務機関ミシャンスキー支部とタガンスキー支部から解放された。彼らには、1万ルーブルから2万ルーブルの罰金徴収をともなう行政違反法典第20.2条5項による罪がかけられている」と書かれている。

これまでの報道にあるように、11日、モスクワのロシア連邦最高裁判所付近にて、クリミア・タタール人活動家約50名が拘束された。同裁判所では、「ヒズブット・タフリール(イスラム解放党)事案」で拘束されている人物の上告の審議が行われており、活動家たちは、違法に断罪されている人々の支持集会を開いているところであった。

同日、同拘束に関して、ウクライナ外務省が抗議声明を発出している。