ウクライナ正教会の分裂はない=エピファニー首座主教

エピファニー・ウクライナ正教会キーウ(キエフ)・全ウクライナ主教(首座主教)は、ウクライナ正教会の分裂は現在も将来もないと明言した。

14日、エピファニー首座主教が、訪問中のドネツィク州マリウポリ市における記者会見時に発言した。キーウ府主教区広報室がウクルインフォルムに伝えた。

エピファニー首座主教は、「ウクライナ正教会の分裂は現在も将来もない。それぞれの聖職者が何らかの考えを有しているだろうが、私たちは、ともに唯一の独立したウクライナ正教会で未来を建設していかなければならない」と強調した。

最近のフィラレート名誉総主教の公の場での発言について質問されると、エピファニー首座主教は、ウクライナ正教会では名誉総主教を高く評価しているが、しかし、同名誉総主教の最近の複数の発言は支持しないと指摘した。

エピファニー首座主教は、現在のウクライナ正教会がすべきことは他の正教会からの承認を得るために前進していくことであると述べた。

エピファニー首座主教はまた、皆が「ウクライナ正教会キーウ聖庁」と同「自治独立派」は、統一会議の際に解体したのだということを明確に理解すべきであるとし、「現在、実際的にも法的にも、ウクライナには『ウクライナ正教会キーウ聖庁』や『自治独立派』といった機構は存在しない。なぜなら、これら機構は統合し、自らの歴史的使命を果たし、唯一の教会に加わったのだから。私たちは、(ウクライナ正教会独立を認める文書)トモスを受け取ることができた。トモスにより、私たちが唯一かつ独立した正教会であるということが永遠に定められているのである」と説明した。