日本大使館、キーウ市内で花見を開催

23日、在ウクライナ日本国大使館は、キーウ(キエフ)市内のオペラ劇場そばの広場にて、桜の開花を祝う花見を開催した。

倉井高志駐ウクライナ日本国大使が開会のあいさつをおこなった。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

倉井大使は、「2年前、日本とウクライナが外交関係樹立25周年を祝った際、私たちはウクライナ全土に約1800本の桜の木を植えました。ガマズミがウクライナの象徴であるように、桜は日本の象徴であります。その年に多くの桜が植えられたことにより、桜はウクライナの象徴となったと言えるかもしれません」と述べた。

大使は、ウクライナ中に植えられた桜は両国の新しい関係のはじまりを象徴していると指摘し、また「キーウは、非常に美しい町であり、私は、私たちの植えた桜でキーウがさらに美しくなることを期待しています」と発言した。

そして、大使は、日本の花見の伝統につき説明した後、2年前に桜を植えて以降、今回のキーウの花見は2回目であると伝えた。同日の花見では、訪問客たちにはお茶や日本料理がふるまわれた。

また、ペトロ・パンタレイェウ・キーウ市行政府副長官は、同市は日本大使館とともに複数のプロジェクトを行っているとし、文化・社会関連のものや、インフラ・プロジェクトが実現されていることを指摘した。同副長官は、「私たちは、ウクライナ政府と日本政府とともにボルトニッチ下水処理場改修事業を行っています。現在入札が行われており、同事業を実施する企業が選ばれることになります」と伝えた。

なお、2017年は、日本とウクライナの外交関係25周年を記念して、ウクライナ全土で「ウクライナにおける日本年」が実施されていた。その一環で、在ウクライナ日本国大使館は、JTIの支援を受け、ウクライナ各地に桜を植えるキャンペーンを行い、合計約1800本の桜が全土に植樹された。

2017年4月6日には、角茂樹(当時)駐ウクライナ日本国大使とユーリー・ステーツ情報政策相がウクルインフォルム通信の敷地にも桜の木を植えている。