宇政府とグーグル社、カルパチア地方木造教会をオンラインで閲覧できるサイト立ち上げ

ウクライナ政府と米グーグル社の共同プロジェクト「真のウクライナ」により、南西部カルパチア地方のユネスコ世界遺産に含まれる木造教会をオンライン・ツアーで閲覧できるサイトが完成した。

20日、ヴォロディーミル・フロイスマン首相が自身のフェイスブック・アカウントに書き込んだ。

フロイスマン首相は、「ウクライナのカルパチア地方には、歴史ある木造教会が8つ保存されている。これらの教会は、模範的欧州建築として認められており、ユネスコ世界遺産のリストに加えられている。政府とグーグル社の共同プロジェクト『真のウクライナ』により、これらの教会を3Dツアーで訪れることが可能となった」と書き込んだ。

首相はまた、このインターネットを通じたオンラインでのバーチャル・ツアーでは、建物の外観だけでなく、内装やイコンも見られることを指摘した。さらに、ウクライナ語、ロシア語、英語にて、これらの建築に関する事実や歴史についての説明も聞くことができるようになっている。

首相は、サイトに移動し、バーチャル・ツアーを体験して欲しいと呼びかけた。

「ウクライナ・カルパチア地方の木造教会」3Dツアーのサイトへのリンクはこちら

なお、グーグル社は、これまでにもウクライナ南部ミコライウ州の黒海沿岸に位置する古代ギリシャ時代の植民都市「オリビア」の3Dツアー・サイトも作成・公開している。