クリミアの家宅捜索、少なくとも15名が拘束

被占領下クリミアにて27日の朝から始まったロシア治安機関が行った家宅捜索の結果、少なくとも15名が拘束されている。

27日、「真実のクリミア」プロジェクトに対し、市民団体「クリミアの連帯」が伝えた。

現在判明しているロシアの治安機関に拘束されたのは以下の15名:シャバン・ウメロフ、ルステム・セイトハリロフ、リザ・イゼトフ、ファルハド・バザロフ、ジェミリ・ハファロフ、セイラン・ムルタザ、アリム・ケリモフ、トフィク・アブドゥルハジイェフ、ビリャル・アジロフ、メジト・アブドゥラフマノフ、アキム・ケリモフ、ルステム・シェイハリイェフ、セイトヴェル・セイタブジイェフ、ヤシャル・ムイェジノフ、アキム・ベキロフ。

報告には、「彼らは、シンフェローポリのロシア連邦保安庁庁舎に連行された」と書かれている。

同時に、ラジオ・スヴォボーダ通信の記者アントン・ナウムリューク氏は、もう一人拘束されており、実際には16名だと伝えている。

また、同記者は、シンフェローポリ市のカムヤンカ小地区での家宅捜索では、被害を受けている人物を応援に来ていた、エスケンデル・マムトフ氏とエミリ・ジヤジノフ氏の2名が拘束されたと伝えられている。

一方で、「クリミアの連帯」は、カムヤンカのメメト・アラゾフ通りにおいて、仲間を応援にきた人物が5名拘束されたと伝えたが、名前は示されていない。

これまでの報道では、27日朝、被占領地クリミアにて、ロシア内務省職員とロシア国家親衛隊が少なくとも25のクリミア・タタール人の家庭に家宅捜索を開始したことが伝えられている。ロシアが禁止する組織「ヒズブット・タフリール(イスラム解放党)」の活動への参加の容疑の捜査の一環だと説明されている。

ロシア保安庁は、クリミアで家宅捜索をしていることを認めたが、容疑者の数や名前は発表していない。

家宅捜索が行われているのは、クリミアにおけるシンフェローポリ地区のストロハニウカ、シンフェローポリ市のカムヤンカ、ビロヒルシキー地区のヴォロディミリウカである。

写真:ua.krymr.com