露モスクワにて、活動家が拘束されるウクライナ人映画監督の3メートル写真を掲示

ロシアのモスクワ市にて、活動家たちが、拘束されているクリミア出身ウクライナ映画監督のオレフ・センツォフ氏の写真がカザンスキー駅駅舎近くの高架橋に掲げられた。

22日、ロシアのノーヴァヤ・ガゼータ紙が報じた。

活動家の一人は、「私たちは、何よりもまず、人々にオレフ・センツォフ氏のことや被拘束者の交換が不可欠であるということを思い出してもらうために、今回のことを行っています。私たちは、私たちの国に政治囚がいるのだということを人々に思い出してもらうために、これを行っているのです」と発言した。

また、同報道によれば、昨年9月から、ロシア大統領府近くにて、センツォフ氏支持の抗議活動が小規模ながら続けられており、活動家たちは、ウクライナの政治囚全員の解放、「全員対全員」の原則で、被拘束者の交換を要求しているとのこと。

なお、ウクライナの映画監督であるオレフ・センツォフ氏は、2015年8月に、ロシアの裁判所にあたかも「クリミアでテロを準備していた」として有罪とされ、厳格収容所への20年の懲役が言い渡されている。同氏は、現在ヤマロ・ネネツ自治管区ラビトナンギ市にて拘禁されている。

センツォフ氏は、2018年5月から、ロシアに拘束されるウクライナ人政治囚を応援するためとして、140日以上ハンガーストライキを行っていた。

写真:www.novayagazeta.ru