ウクライナ発 日本人主人公の短編映画「ジャークユ」がオンラインで視聴可能に=情報政策省

情報政策省は、2017年の「ウクライナにおける日本年」にて制作された短編映画「ジャークユ」(ウクライナ語でありがとうの意)をオンライン上に正式に公開した。

5日、情報政策省広報室が発表した。

短編映画「ジャークユ」の英語版日本語版ウクライナ語版がそれぞれユーチューブに公開された。

この短編映画は、一人の日本人旅行者がウクライナを旅してまわる中で、ウクライナの面白さ、人の温かさ、個性、景色、豊かな歴史といったものに触れていく物語となっている。映画は、2017年「ウクライナにおける日本年」の一環で情報政策省が発案・発注し、民間の「ベスト・フレンズ・フィルム」社が制作したもの。

「ジャークユ」日本語版

マリーナ・ソボテューク情報政策相国際関係担当補佐官は、「今後は、皆さんが友だちと暖かな雰囲気でこの短編映画を見られます。また、政府関係者や市民団体の人たちは、外国などでウクライナを紹介したいときに、この映画をイベントで使ってもらってかまいません」とオンラインでの公開理由を説明した。

これまでにもこの短編映画は、東京や神戸で上映会が行われた他、様々な国で紹介されており、ラトビアやルーマニア等の映画フェスティバルでは賞を受賞している。最近では2018年10月にクロアチアの「ザグレブ旅行映画フェスティバル」にて、特別賞を受賞していた。

なお、2017年、ウクライナでは、ウクライナ・日本外交関係樹立25周年を祝い、年間を通じて「ウクライナにおける日本年」が開催され、ウクライナ全土で1600本の桜が植えられた他、約1000件の日本関連行事が各地で開催されていた。