コンスタンティノープル総主教「大地に平和をもたらしたイエスが、ウクライナに平和をもたらすことを願う」

ヴァルソロメオス1世コンスタンティノープル総主教は、ウクライナ人に向けて、トモス(交付文書)授受とクリスマスのお祝いのメッセージを述べた。

6日、ウクライナ大統領府のウェブサイトに、コンスタンティノープル総主教のメッセージが公開された。

ヴァルソロメオス総主教は、「あなた方はキリストのために生まれたのですが、キリスト教はコンスタンティノープルから受け取りました。大地に平和をもたらした小さきイエスが、ウクライナに平和をもたらすことを願っています。生まれ来るイエスが、2019年にウクライナの全ての人々を祝福しますように」と述べた。

また、同総主教は、「(ウクライナ正教会の独立の)トモスへの署名は、特別な使命でした。そして、それはウクライナに暮らすウクライナ人だけの喜びではなく、その外の人たちにとっても喜びなのです」と強調した。

そして、総主教は、「私は、今日までと同じように、これからもずっとウクライナのために祈っていきます」と述べた。

これまでの報道では、1月5日、ヴァルソロメオス1世コンスタンティノープル全地総主教が、このウクライナ正教会に独立を与えるトモスに署名をしていた。このトモスには、コンスタンティノープル全地総主教庁は、ウクライナにおいて、自らの宗教上の子の立場となる独立教会を設立することが宣言されていた。1月6日、ヴァルソロメオス全地総主教から、エピファニー・ウクライナ正教会首座主教にこのトモスが授与された。