エピファニー・ウクライナ正教会首座主教:母なる教会のしてくれたことを私たちは決して忘れない

ウクライナ正教会は、母なるコンスタンティノープル教会が彼らのためにしてくれたことを決して忘れることはない。

5日、エピファニー・ウクライナ正教会首座主教(キーウと全ウクライナ府主教)ウクライナ正教会への独立付与に関するトモス(交付文書)署名式の後に発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。

エピファニー首座主教は、「成長していく子どもたちは、次第に自分の人生を歩み始めていくが、親のことを決して忘れることはない。それが自然の法則なのである。母なる教会は、遥か昔から現在に至るまで、完全な正教世界に対し、新しい妹、ウクライナの教会が聖なる教会達に加わるのだということを、全身全霊で宣言してくれた。娘である私たちの教会も、子が親のことを忘れないのと同様、母なる教会が私たちにしてくれたことを決して忘れない」と述べた。

また、同首座主教は、ウクライナの独立正教会創設の道のりが困難であったことを述べ、ヴァルソロメオス1世コンスタンティノープル総主教に独立付与につき謝意を述べるとともに、ウクライナ正教会創設に関わった人たちや、ポロシェンコ大統領をはじめとする独立付与のために作業をした政権の人々にも感謝を伝えた。

エピファニー首座主教は、演説の大半をウクライナ語で行なったが、一部はギリシャ語でも行なった。また、同首座主教は、同日の聖ゲオルギオス大聖堂における祈祷はウクライナ語で行なったことを指摘した。

そして、同首座主教は、翌6日には、トモスの授受が予定されていることを喚起した。

これまでの報道にあるように、5日、イスタンブルにて、ヴァルソロメオス1世コンスタンティノープル全地総主教が、統一されたウクライナ正教会の独立に関するトモスに署名していた。