ロシア正教会は、ウクライナに残り続ける:エピファニー・ウクライナ正教会首座主教

ウクライナにおけるロシア正教会には、多くの信者が残るであろう。そのため、ロシア正教会は今後もウクライナに残り続ける。

エピファニー・ウクライナ正教会首座主教が、ドイツのDW通信へのインタビューの中で発言した。

エピファニー首座主教は、「私たちは、ウクライナには今後もロシア正教会が存在し続け、多くの希望者が同教会に所属し続けるであろうことを理解しています。私たちは、そのことで反対するようなことは何もありません。誰もが、自らの信仰の中心を選ぶべきなのです」と述べた。

同首座主教は、領域共同体(編集注:非中央集権化により各地で新たに作られている自治体のこと)の聖職者達は自らの立場を定めるべきであり、彼らが総会で、自発的に新設のウクライナ正教会に加わりたいと願うのであれば、統一されたウクライナ正教会は彼らを受け入れるとし、新設ウクライナ正教会は、全ての正教徒に扉を開いていると述べた。

なお、これまでの報道にあるように、昨年12月15日、キーウ(キエフ)のソフィア大聖堂にて、統一会議が開かれ、統一されたウクライナ正教会が創設され、エピファニー首座主教が選出された。1月6日、エピファニー首座主教は、イスタンブルにおいて、ウクライナ正教会の独立に関するトモス(正教会の公布文書)を受け取ることになっている。