だ捕された小型艦砲「ベルジャンシク」の指揮官、船員解放まで証言を拒否:弁護士

ロシア連邦にだ捕された小型艦砲「ベルジャンシク」のロマン・モクリャク指揮官は、自船の船員が解放されるまで、ロシア側に証言を提供することを拒否すると述べた。

12日、ロシアの弁護士イリヤ・ノヴィコフ氏が自身のフェイスブック・アカウントに書き込んだ

書き込みには、「『ベルジャンシク』の指揮官ロマン・モクリャク氏は、本日、捜査官に対して、自身や船員を捕虜として扱うように要求し、部下達が解放されない限りは、一切の証言をロシア政権に提供しないと述べた。彼は、指揮官として、船上で起こったことの責任は自身一人にあると考えており、部下が彼の命令を実行したことの責任が問われてはならないと考えているのであろう」と書かれている。

これまでの報道にあるように、11月25日、ロシア連邦の国境警備船が、オデーサからマリウポリへ向かっていたウクライナの艦船3隻に対し激突や砲撃などの攻撃的行為をとった。その後、ロシア特殊任務部隊がこの3隻(ベルジャンシク、ニコポリ、ヤニ・カプ)をだ捕した。ウクライナ海軍の情報では、この3隻に乗っていた24名のウクライナ軍人全てが拘束された。

また、拘束された軍人のうち、21名はモスクワの拘置所「レフォルトヴォ」へ移送、3名は病院「マトロスカヤ・チシナ」へ運ばれたことが判明している。