フィンランド正教会総主教、ウクライナ正教会の独立を支持:クリムキン宇外相

フィンランド正教会総主教であるレヴ大司教は、ウクライナ正教会が独立を受けることはウクライナが欧州家族に加わることを促進すると考えている。

8日、パウロ・クリムキン外相が、ポロシェンコ大統領率いるウクライナ代表団とレオ・フィンランド正教会総主教とのヘルシンキにおける会談の結果を、フェイスブック・アカウントに書き込んだ。

クリムキン外相は、「会談時、レオ総主教は、『戦争があると、自らのアイデンティティへの引力は急速に高まるものである。このプロセスは、とりわけ(ウクライナ正教会の)独立を通じてなお、ウクライナの欧州家族加入をもたらすことになろう』と述べた」と書き込んだ。

また、クリムキン外相は、現在ウクライナが求めているのは、歴史的正義の回復と民族の精神的団結であることを強調した。

これまでの報道にあるように、10月11日、コンスタンティノープル総主教庁聖会議は、ウクライナ正教会への独立に関するトモス(編集注:正教会の交付文書)付与の決定を下した。現在、キーウにおいて、ウクライナ正教会キーウ聖庁、同教会自治独立派、同教会モスクワ聖庁の聖職者による会議が招集されることになっている。同会議では、コンスタンティノープル総主教庁に対して、トモス要請がなされることになる。会議は、諸教会の統一を行い、統一されたウクライナ正教会が創設され、同正教会の総主教が選出されることになる。