線路の上にある市場:ウクライナ南西部ザカルパッチャ州の市場の様子

ウクライナ南西部ヴィノフラジウ(Vynohradiv)市の市場は、線路の上に品物が広げられている。

ウクルインフォルムの特派員が伝えた。

このボルジャウシカ狭軌(きょうき)鉄道は、市民交通機関としてはザカルパッチャ州に唯一残る狭軌鉄道である。

ヴィノフラジウ市で市場が開かれるのは、日曜日と木曜日。同時に、狭軌鉄道は、月曜、木曜、日曜に運行している。その結果、この市場では、鉄道と品物と人々が線路上で交差する様子を見ることができる。

なお、ザカルパッチャ州では、ウクライナとスイスの狭軌鉄道に関するドキュメンタリー映画の撮影が行われている。「プライム・ストーリー・ピクチャーズ」社によるこの撮影は、鉄道の従業員や地元の子ども達の出演を得ながら継続。監督のオレクサンドル・ネドバイェウさんは、この映画は鉄道だけでなく、鉄道なしでは生きられない人々の運命を描くものだと語っている。映画の撮影は、25日間にわたって行われ、その3分の2がウクライナで、3分の1はスイスで撮影されるとのこと。狭軌鉄道の撮影は、ザカルパッチャ州の他、イヴァノ=フランキウシク州、リウネ州、キロヴォフラード州でも行われる。