ロシア正教会、破門無効化につき「コンスタンティノープルは一線を越えた」

キリル・モスクワ総主教の広報官は、コンスタンティノープル総主教庁によるフィラレート・ウクライナ正教会キーウ(キエフ)聖庁総主教とマカリー同正教会独立自治派総主教の破門の無効化の決定を分断の合法化であると述べた。

11日、ロシアのタス通信が報じた。

アレクサンドル・ヴォルコフ広報官は、「その決定は、分断の合法化である。コンスタンティノープルは、自らの行為により、レッドラインを超え、世界の正教会界の団結を破滅的に乱している」と述べた。

これまでの報道では、11日、コンスタンティノープル総主教庁聖会議は、ロシア正教会が科していたフィラレート・ウクライナ正教会キーウ聖庁総主教とマカリー同正教会独立自治派総主教への破門を無効化していた。

さらに、聖会議は、1686年のモスクワによるキーウ府主教区の編入を違法であると認めた。