米国、ウクライナ正教会への独立付与を支持:米国務省

アメリカは、ウクライナ正教会への独立付与を支持している。

25日、ヘザー・ノーアート・アメリカ国務省報道官名義で発出した声明に書かれている。

同声明には、「アメリカ合衆国は、宗教の自由を支持しており、それは信者が自らの宗教を自分達の信念に応じて運営し、政府の介入なく自らの信仰を実践する自由を含む。アメリカは、ウクライナの正教会の宗教指導者と信者による、彼らの信念にのっとった独立を実現する能力を尊重している。私達は、宗教的慣用と宗教間対話を体言するコンスタンティノープル総主教を尊重している」と強調されている。

また、ロシアによるウクライナ東部への侵略とクリミア占領に対峙するウクライナを、アメリカが不変に支持し続けていることも強調されている。同報道官は、「私達は、ウクライナを支持している。なぜなら、ウクライナは自らの道を示し、外的介入から解放された、自分自身の決定と連携を作り上げているからである」と指摘した。

すでに報じられたように、9月23日には、ヴァルソロメオス1世コンスタンティノープル総主教が、ウクライナ正教会は独立を得るし、その権利があると述べていた。

それに先立ち、本年4月17日、ポロシェンコ大統領は、コンスタンティノープル総主教に対し、ウクライナ正教会の独立(Autocephal)に関するトモスの付与を要請する呼びかけを準備したと述べていた。それを受け、4月19日、ウクライナ最高会議(国会)がこの呼びかけを承認。

その後、9月7日には、コンスタンティノープル総主教がウクライナ正教会への独立付与の準備に向けて、二人の総主教代理を任命していた。