独立広場で「プラハの春」50年経過に関する展示会開始

13日、キーウ(キエフ)の独立広場で、「プラハの春」に関する展示会が開催された。今年は、「プラハの春」と呼ばれる、ソ連が民主的運動を破綻させる意図でチェコスロバキアに軍事介入した出来事から50年が経過する。

オープニングでウクライナとチェコの議会代表が演説を行った。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

イリーナ・ヘラシチェンコ・ウクライナ最高会議(国会)第一副議長は、「この展示を独立広場で開催することは、とても象徴的です。この場所は、ウクライナ国民にとっては自由を求めて闘ったマイダンのあった場所であり、また、ロシアのドンバスへの侵略を止めた英雄に別れを告げた場所でもあり、神聖な場所なのです。私たちの横に、『ロシアの春』がどのようなものかを、50年前に感じたチェコの友人がいることは象徴的です。チェコスロバキアには、その時、ソ連軍の5000両の戦車と20万の兵士が侵攻しました。何十年と時が経ちましたが、KGBの最低なやり方は変わっていません。今日の彼らの対象はウクライナです」と強調した。また、ヘラシチェンコ第一副議長は、チェコ側に対して、対露制裁、ウクライナ支持の立場について謝意を述べた。

ミルシェ・ゴルスカ・チェコ上院副議長は、1968年はチェコにとって運命を分ける時だったと指摘し、「私たちは、ソ連が私たちに対して肯定的意図など持っていないのだということ、今後もチェコスロバキアに圧力をかけ続けていくのだということを、その時認識したのです。1948年の共産主義者のクーデターは明確な占領でした。そしてそれに続く1968年の8月の出来事は、またしてもソ連によりもたらされた否定的経験だったのです」と述べた。また、同副議長は、ワルシャワ条約機構の軍はプラハだけでなく、チェコスロバキアの他の地域も被害を受けたことを指摘した。