ゼレンシキー宇大統領、戒厳令下でも選挙が実施できる条件に言及

ウクライナのゼレンシキー大統領は、同国の最高会議(国会)と閣僚会議(内閣)が選挙に関する問題の解決策を見つけられたら、戒厳令下においてもウクライナでは選挙の実施は可能となると発言した。

ゼレンシキー大統領がスカイTG24へのインタビュー時に発言した

ゼレンシキー氏は、「選挙は複雑な話である。議会と政府がその選挙に関連する挑戦を解決できたら、それを実施することは可能となる」と発言した。

そして同氏は、解決が必要な問題の中には、前線にいる軍人や国外で難民となっている国民による投票の確保もあると指摘した。

また同氏は、選挙は安全方策を強化して組織しなければならないとし、「人々にとっての安全が生じ、そこにミサイルが飛んでこないようでなければならない。なぜなら、ロシアは間違いなくそのプロセスを破綻させようとするだろうし、もしかしたら、選挙が行われている場所を狙うかもしれないからだ」と強調した。

その上で同氏は、「もし私たちの国がそれら全てを行え、戒厳令下でも関連の行動を実行できるようにすべく、様々な法改正ができるのであれば、その時はウクライナは選挙を行う」と発言した。

これに先立ち、ウクライナの100以上の市民団体は9月18日、戦争のアクティブな局面に選挙を実施することは不可能だとする共同声明を発表していた

写真:大統領府