ベーアボック独外相、露外相出席の国連安保理会合を「プロパガンダゲーム」だとして欠席

ドイツ連邦共和国のベーアボック外相は、25日の国連安全保障理事会における議長国ロシアのラヴロフ外相による会合を「プロパガンダゲーム」だと形容して、欠席した。

独ビルド紙が報じた

ベーアボック氏は、自らの欠席の決定につき「私たちは、そのようなシニカルで全くのプロパガンダゲームには参加しない」と説明した。

また、同氏の欠席した安保理会合では、ラヴロフ露外相があたかも西側諸国が他の国々の意志に反して国連憲章を変えたがっているなどと述べて非難した。さらに、ラヴロフ氏は、「キーウのナチス主義者」だとか全ては米国が悪いなどという定番の非難を繰り返した。

グテーレス国連事務総長は、同会合にて、全てがうまくいっているかのような態度は取らず、ロシアによるウクライナへの攻撃によって生じた破壊を非難した。同氏は、ラヴロフ氏のいる中で、ロシアによるウクライナへの違法な侵攻が「国に大規模な苦しみと荒廃をもたらした」と発言した。