ウクライナ大統領府長官、ノルマンディ4国協議の目的の一つは「三者協議の活動障害除去」

10日、ベルリンにて、独仏宇露4国からなり、ロシア・ウクライナ武力紛争解決協議を行う「ノルマンディ・フォーマット」の首脳補佐官級会合が開催される。ウクライナを代表するイェルマーク大統領府長官は、同国は同会合にてロシア・ウクライナ・欧州安全保障協力機構(OSCE)からなりミンスク諸合意履行協議を行う「三者コンタクト・グループ」(TCG)での活動にとっての障害を取り除くことが目的の一つだと指摘した。

9日、イェルマーク大統領府長官がウクライナの複数報道機関に対して発言した。大統領府広報室が伝えた

発表によれば、イェルマーク氏は、「ノルマンディ・フォーマット参加国首脳政治担当補佐官級会合でのウクライナ側の目的の一つは、ドンバスにおける平和的情勢解決と戦争終結の更なる進展たのめの、TCG活動の障害を海苔族ことだ」と発言した。

加えてイェルマーク氏は、ウクライナ側はまたウクライナ東部の完全な停戦体制の検証手段の改善のためのイニシアティブを提案していくと述べた他、被拘束者の相互解放プロセスやコンタクト・ライン上の通過検問地点開通問題の障害除去も必ず提起すると発言した。

さらに同氏は、現在ウクライナは欧州大陸における安全保障関連の決定採択の中心となっており、大きな国際的支持を受けているとし、それはとりわけ、諸外国からこれまでにない数のハイレベルの賓客がウクライナを訪れていることから証明されていると強調した。

これに先立ち、1月26日、パリにてノルマンディ・フォーマット首脳政治担当補佐官級会合が開催された。そして、本日2月10日、ベルリンでも、同首脳補佐官級会合が開催される

2月7日、マクロン仏大統領はモスクワでプーチン露大統領と会談。その翌8日、マクロン氏は、キーウを訪れ、ゼレンシキー大統領と会談した。ゼレンシキー氏は、ウクライナ東部情勢解決プロセスがマクロン氏との重要議題の一つであったとし、独仏宇露4国からなるノルマンディ・フォーマットの首脳会談が近々開催されることへの期待を表明している。

写真:大統領府