米下院、ウクライナ支援とノルド・ストリーム2制裁を定める財政法案採択

29日、米議会下院は、独露間ガスパイプライン「ノルド・ストリーム2」への制裁を定める内容を含む財政法案を採択した。

在米ウクライナ大使館がフェイスブック・アカウントにて伝えた

大使館は、「米下院がウクライナ支援額増加とノルド・ストリーム2に対する制裁に関する修正の入った2022年の米国務省財政法案を採択した」と伝えた。

同法案は、米国務省、米国際開発庁(USAID)および関連プログラムを通じたウクライナ支援プログラムの実現の’ために、少なくとも4億8150万ドルの拠出を定めるもの。今年度の同拠出予算より2850万ドル多くなっていると説明されている。その内、1億2500万ドルは、「国際軍事財政拠出」項目に従った安全保障分野のウクライナ支援を目的に拠出されるという。

なお同法案は、今後上院での投票にかけられたのち、米大統領が署名することで成立する。