武装集団、半年遅れでウクライナ側に被拘束者交換リストを提出

ロシアがコントロールするドンバス地方の武装集団は、ウクライナ政府側に被拘束者交換対象者リストを提出した。

10日、三者コンタクト・グループ(TCG)ウクライナ代表団から人道問題作業部会に加わるテチャーナ・イヴァノヴァ氏がウクライナ24局出演時に発言した

その際、イヴァノヴァ氏は、ウクライナ側はリストを半年前に提出していたとし、「この半年間、ウクライナはずっと、CADLO(ドネツィク・ルハンシク両州一部地域)側からも同様にリストを提出するように主張してきた。非常に長い間そのリストは提出されず、4月になってようやく私たちはそのリストを受け取った」と発言した。

同氏は、現在受け取ったリストによる作業が行われていると指摘した。

なお、ウクライナ最高会議人権問題全権のリュドミラ・デニーソヴァ氏は、現在武装集団に拘束されているウクライナ国民は、251名だと発表している。

2019年12月9日にパリにて開催されたノルマンディ4国(独仏宇露)首脳会談では、被拘束者の「全員対全員」原則での交換が合意されていた。