ロシアはウクライナの主権破壊のために汚職を利用している=米国務長官

ブリンケン米国務長官は、ロシアは汚職を利用して、ウクライナの主権を内側から破壊しようとしているとの考えを示した。

ブリンケン米国務長官がキーウ(キエフ)訪問中の米MSNBC局へのインタビュー時に発言した。

ブリンケン長官は、「ウクライナは、外から、ロシアからの侵略を受けているが、しかしまた、内側から、同国の民主主義を食い散らす汚職や、ウクライナの民の利益ではなく、自らの利益を追求するオリガルヒ(大富豪)からの侵略も受けている。汚職は、ロシアが、ウクライナの主権を内側から破壊しようする時に利用する手段である」と発言した。

長官は、ウクライナ側との会談時に改革努力について詳細に協議を行なったとし、「彼らはいくつかの良い方策を行なったが、しかし真の進展が必要な他の分野もある。彼らはそれを認めている」と発言した。また、そのような分野の一つは、コーポレート・ガバナンスだと指摘した。

なお、6日、ウクライナをアントニー・ブリンケン国務長官が訪問し、ゼレンシキー大統領、クレーバ外相、シュミハリ首相、市民社会代表者と会談していた。

写真:大統領府