東部情勢激化の際はウクライナは対露制裁強化を期待する=副首相

ウクライナは、ロシア連邦が東部情勢を激化した場合の対応として、対露制裁の強化を期待している。

12日、オリハ・ステファニシナ欧州・欧州大西洋統合担当副首相がICTV局番組出演時に発言した。

ステファニシナ副首相は、「懸念も、深い憂慮も必ずあるだろうが、しかし、私たちは現在、政治的表現だけを話すのではいけないと思っている。私たちは行動を期待している。制裁強化について話すことが重要だ。プーチン周辺の人物に対する制裁発動の可能性について話すことが重要だ。ロシア連邦のハイブリッド地政学脅威への対抗要素として、ノルド・ストリーム2停止について話すことが重要である」と発言した。

副首相は、ウクライナは今のところ国際的支持を動員していると述べ、また北大西洋条約機構(NATO)加盟国の各首都では、ウクライナへの同機構加盟行動計画(MAP)付与に関する作業が行われていると発言した。

副首相はまた、「ロシアは私たちと世界を脅迫している。それは、ウクライナに改革を止めさせ、国際サポートの動員を止めさせるためである。それはロシアの明白な意図である」と説明した。