「ウクライナは東スラヴ世界の支柱」=米国務省代表者

ウクライナは、地域の重要な国であり、東スラヴ世界の支柱であるため、同国の国家形成の成功は象徴的なものとなり、ロシアの改革を勢い付かせるものとなる。

ジョージ・ケント米国務省次官補(元在ウクライナ米大使館次席)が「アメリカの声」通信へのインタビュー時に発言した

ケント氏は、「ウクライナは、地域の重要国だ。象徴的にも重要な国だ。そして、同国は、東スラヴ世界の支柱だとも言えよう。私は、ウクライナの重要性は、これまで一度も過小評価されたことはないと思っている。毎日詳細を追っている人でなくても、その重要性を理解している。私の教官だったズビグネフ・ブレジンスキー氏は、もしウクライナが成功を実現したら、それは長期的にロシアにおける改革を真に勢いづかせるものとなると述べていた。そのため、私たちはウクライナの持つ取り柄を考慮しながら、同国に接しているのだ。だからこそ、米議会が与える支援が注目されるのである。これが私たちの外交の焦点である」と発言した。

ケント氏はまた、米国の人々はウクライナ人のIT分野や農業分野、市民社会における大きな潜在能力を理解しており、ウクライナの成功が実現するようにサポートしたがっていると述べた。同氏は、「私たちはまた、ウクライナが成功を実現したら、その他の東方の国も、ロシアの多くの主張が事実に反していることを理解することになると理解している」と発言した。

写真:アメリカの声