野党生活党、親露TV局制裁受け大統領弾劾手続きを主導すると発表 TVはオンラインで放送継続

親露政党「野党生活党」は、同党議会会派のタラス・コザーク議員と同議員所有のテレビ局に制裁が科されたことを受け、臨時党大会を開催する。

3日、ヴィクトル・メドヴェチューク最高会議野党生活党議員(編集注:プーチン露大統領の宗教上の親戚)が最高会議にて記者団に対して発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

メドヴェチューク氏は、「私たちは夜中、臨時党大会を開催する決定を下した。私たちは、集団運営をする戦略理事会が夜と朝、提案を作成した。私たちは、それを党大会に提出する。今日は、それを会派で議論した。もちろん、私たちは、何をするかを隠さない。しかし、あなた方は、党大会が決定を採択した時に知ることになるだろう」と発言した。同時に同氏は、同党は大統領の弾劾を主導していくと発言した。

また、今回制裁対象となった112ウクライナ局は、ウェブサイト上で、制裁によりテレビ放送ができなくなってからは、ユーチューブ上で放送を続けていると発表した

なお、2月2日の国家安全保障国防会議(NSDC)の制裁発動以降、対象となったテレビ局のチャンネルでは、テレビ放送が視聴できなくなっている。

これに先立ち、2日、ゼレンシキー大統領は、NSDCの2月2日付決定を発効させる形で、ロシア連邦のプーチン大統領の宗教上の親族であるヴィクトル・メドヴェチューク最高会議議員に近いタラス・コザーク同議員と、コザーク議員所有のテレビ局である112ウクライナ局、ニューズワン局、ジク局に制裁を科していた