ウクライナはアジア戦略を実質的に開始している=クレーバ外相

ウクライナ外務省は、アジア戦略を作成し、実質的にはすでに開始している。ただし、戦略発表が行われるのは、閣僚会議(内閣)にて確定された後となる。

24日、ドミトロー・クレーバ外相が2020年外交を総括するオンライン記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

クレーバ外相は、「アジア戦略は作成済みであり、実質的にはすでに実行されている。その地域で仕事をするのは容易ではないが、とても多くの肯定的な進展が見られており、私たちは前進している。私たちの作成した戦略を公の場で目にすることができず、実質的な戦略を法的な戦略にできていない唯一の理由は、完全に官僚制度的なものである」と発言した。

外相は、ウクライナの国家安全保障戦略が採択された後に、外務省に対して、ウクライナ外政活動戦略の作成が命じられたとし、その文書は、アジア戦略などのセクター別戦略に影響を与える基本的文書となると指摘した。

外相は、「私たちは、その文書(外交活動戦略)を作成し、確定のために政府に提示した。政府がその一般戦略を確定したら、私たちはすぐにアジア戦略を、外政分野の一般戦略を発展させるものとして発効させることが可能だ。しかし、実質的にはアジア戦略はすでに存在しており、私たちはその実現のために活動している」と発言した。