クレーバ外相、サンドゥ・モルドバ次期大統領と会談 「ウクライナは新しいページを開く準備あり」

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サンドゥ・モルドバ次期大統領は、就任後の最初の外遊先はウクライナにするつもりである。

10日、モルドバを訪問したクレーバ外相が同国のサンドゥ次期大統領との会談時に発言した。ウクライナ外務省広報室が会談結果を公表した

発表によれば、クレーバ外相は、「ウクライナは、モルドバにおける自由で民主的な大統領選挙が成功裏に実施されたことを歓迎している。同選挙は、モルドバ国民の欧州選択を明確に示した。私たちは、ウクライナ・モルドバ関係の質的に新しいページを開く準備がある」と発言した。

外相は、サンドゥ氏の選挙での勝利を祝福し、ゼレンシキー大統領からのウクライナへの招待を伝えた。

サンドゥ氏は、招待を受け、大統領に就任時の最初の外遊先はウクライナとすると発言した。

クレーバ外相は、ロシア連邦によるウクライナ領クリミアの侵略と占領を非難するというサンドゥ氏の一貫した明確な立場、ウクライナの国際的に認められた国境内の領土一体性への支持につき、謝意を伝えた。外相は、サンドゥ氏に対して、クリミア・プラットフォームの活動への参加を提案した。

外相は、「私たちもまた、トランスニストリア情勢解決プロセスにおいてモルドバの領土一体性を今後も支持していくし、ロシア軍のトランスニストリア地域からの撤退を共同で主張していく」と強調した。

発表には、クレーバ外相は、モルドバ訪問時に、チョコイ外務・欧州統合相、プシクチャ副首相、グレチャニ国会議長とも会談したと書かれている。

クレーバ外相は、12月9、10日にモルドバを実務訪問していた。

写真:外務省