外務省、「人道車列」侵入につきロシアに口上書送付

ウクライナ外務省は26日、同日ロシア連邦がウクライナ領被占領下ドンバス地方へ自称「人道車列」を違法に侵入させたことにつき、強い抗議の意を表明した。

外務省広報室がコメントを発出した

外務省は、ロシアは、ウクライナ側が繰り返し伝えている警告を無視しつつ、ウクライナによる公式の同意のない中、ウクライナ国内法に違反する形で、ドネツィク・ルハンシク両州(ウクライナ領)のロシア連邦が一時的に占領している地域に暮らす住民へのためとされるいわゆる「人道車列」をウクライナ領に違法に侵入させたと伝えている。

発表によれば、その際ロシア側は、ウクライナ側の国境警備隊員と税関職員によるウクライナ法と二国間協定を含む国際法上の義務的管理手続きを不可能にしていたと書かれている。

その上で外務省は、「これら違法行為にかんがみ、ロシア連邦外務省に対して、二国間協定や事前に合意した人道物資移送条件を含む国際義務を一貫して遵守するよう要求を含めた、抗議の口上書を送付した」と発表した。

これに先立ち、26日、ロシア連邦は、一方的手続きで第100回となるいわゆる「人道車列」をウクライナ領被占領下ドンバス地方に違法に侵入させていた