ノルマンディ首脳補佐官級ビデオ会合開催 「共同行動計画」を協議

13日に開催されたノルマンディ4国(独仏宇露)首脳補佐官級ビデオ会合にて、イェルマーク・ウクライナ大統領府長官は、三者コンタクト・グループ(TCG)が効率的に活動するための「共同行動計画」の採択を提案した。

大統領府広報室が伝えた

発表によれば、イェルマーク氏は、ウクライナ、ロシア、欧州安全保障協力機構(OSCE)からなるTCGの活動を活発化しなければならないと主張し、ミンスク協議フォーマットを後押しし得る文書の採択を提案した。

イェルマーク氏は、その文書を「ミンスク諸合意履行のためのTCG参加者の共同行動計画」と呼び、ウクライナ側が作成したものだと説明した。

その際イェルマーク氏は、「私たちは、この文書を、TCGの作業におけるミンスク諸合意の履行に関するものとみなしている。この文書は、過去のノルマンディ・フォーマットやTCGの重要な作業全ての結果である。私は、理解が得られた場合、この共同行動計画は、将来ノルマンディ・フォーマットで採択し得る大きなロードマップの基本となり得るものだと考えている」と発言した。

同氏は、同文書には、過去のTCG会合にて関係者が発言した全ての提案が一般化された上で含まれていると述べた。他方で、大統領府の発表には、イェルマーク氏の提案した文書の具体的な内容には一切触れられていない。

発表には、4国の首脳補佐官は、この文書をもとに今後ロードマップ作成に向けた協議を継続することで合意したと書かれている。