「クリミア首脳会談の目的はロシアへの国際圧力を強めること」=外務次官

ウクライナが「クリミア・プラットフォーム」において、来年キーウにて開催することを計画している「クリミア首脳会談」の主な目的は、クリミアを占領しているロシアへの国際圧力を強化することにある。

20日、エミネ・ジャパロヴァ外務第一次官がアトランティック・カウンシルの主催するオンライン議論の際に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

ジャパロヴァ氏は、「ウクライナを支持すると決めた国々がクリミア・プラットフォームに加わっており、彼らはキーウ(キエフ)を訪問し、宣言を採択する。同宣言は、不承認政策、制裁政策、クリミアを巡る私たちの闘いの外交・政治枠組みといった基本的項目からなるものだ。つまり、経済的、司法的、政治的な国際的圧力に関するものとなる」と指摘した。

ジャパロヴァ氏は、「現在私たちは、首脳会談の開催日、開催手段について作業をしている。コロナウイルスが追加的障害を生み出しているからだ」と指摘しつつ、同首脳会談はキーウにて物理的出席での開催を予定していると補足した。

なお、これに先立ち、ウクライナ外務省は9月末、「クリミア・プラットフォーム」の一環で、キーウにてクリミア首脳会談を開催するとの予定を発表していた。