【宇EU首脳会談】ミシェル欧州理事会議長、EUウクライナ関係の重要要素を説明

ウクライナと欧州連合(EU)のパートナーシップは、共通の民主的価値と法の支配の上に築かれている。そのため、汚職との闘いは、両者関係における信頼にとって重要な要因である。

6日、シャルル・ミシェル欧州理事会議長が第22回ウクライナEU首脳会談の総括として記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。

ミシェル議長は、「私たちのウクライナとの相互関係とパートナーシップは、共通の民主的価値、法の支配の上に築かれている。汚職との闘いを維持するために、あらゆる努力を行うことが重要だ。ウクライナには、そのための機構が存在している。対話の際、私たちは、私たちにとって鍵となる原則について説明する機会があった。何よりまず、独立の原則であり、汚職との効果的な闘いを保障することが非常に重要だ。第二の原則は、効率であり、それは具体的な結果を意味する。それから法制上の明瞭性だ」と発言した。

同議長はまた、首脳会談時、EU側はゼレンシキー大統領とそのチームとの間でこれらの問題を詳細に議論する機会を得たとし、その際議論は憲法裁判所の判決や最高会議内の議論についても及んだと指摘した。

議長は、「私たちは、現状についての見方を全くもって透明に交換する機会があった。EUとウクライナの関係は、信頼と確信の上に築かれている。その上で、私たちは、率直に話し、達成された進展、まだ履行しなければならない作業について良い議論を行う機会があった」と発言した。

なお、これに先立ち、ウクライナEU首脳会談の前日、欧州議会の議員グループや、欧州外交官の間に、ウクライナにおける汚職対策改革にリスクがあることにつき懸念が表明されていた。彼らは、汚職との闘いの効率を高めなければいけないとし、それがウクライナにとって持続可能な民主的発展の前提条件であり、EUの信頼の基盤となるものだと述べていた。

写真:EU