宇外務省、ベラルーシ政権がクリミア占領政権とコンタクトを取ったことに抗議

ウクライナ外務省は、ベラルーシ・ロシア連邦地域フォーラムにて、クリミア占領政権の代表者が参加したことにつき、ベラルーシに対して抗議を表明した。

1日、外務省広報室が発表した

発表には、「10月1日、第7回ベラルーシ・ロシア連邦地域フォーラムにロシア占領政権のV.コンスタンチノフ氏が(ビデオ会議フォーマットで)参加したことの説明を受けるべく、ウクライナ外務省へ在ウクライナ・ベラルーシ大使館の公使(駐ウクライナ・ベラルーシ大使不在のため)が招待された。ウクライナは、ベラルーシ側からのこのような、ロシアにより一時的被占領下にあるクリミア自治共和国・セヴァストーポリ市のウクライナへの帰属に疑問を投げかけるような非友好的行為は看過できないと考えている」と書かれている。

また外務省は、ベラルーシ大使館代表者はその際、ベラルーシによるウクライナの国際的に認められた国境内の領土一体性を支持するという公式立場は全く変わっていないと答えたと伝えた。

また、発表には、今回の会談の際に、イーホル・キジム駐ベラルーシ・ウクライナ大使がウクライナ・ベラルーシ間国境地点でベラルーシ側治安機関に車内検査を受けるという非友好的行動についても問題提起を行なったと書かれている。外務省は、「ウクライナ外務省は現在まで本件についてミンスクからの公式な説明を受け取っていない」と伝えた。

更にウクライナ外務省は、ベラルーシにおける平和的抗議の参加者に対する弾圧が続けられていることにつき懸念を表明したとし、「国際法の規範と基本的人権の順守は、ウクライナとあらゆる外国との間の国家間関係における不可分の要素である」と指摘した。