ゼレンシキー大統領、ボレルEU上級代表とクリミア問題協議の場の設置を議論

ゼレンシキー大統領は、キーウ(キエフ)訪問中のボレル欧州連合(EU)外務・安全保障政策上級代表との協議の際に、クリミアの脱占領下問題へと国連とEUの注意を向け続けることの重要性を主張した。

大統領府が22日の会談の結果を公表した

発表には、ゼレンシキー大統領が「クリミア脱占領下問題に国連とEUの注意を向けさせ続けることが決定的に重要だ」と強調したと書かれている。

発表によれば、その上で両者は、クリミア脱占領下のための協議の場を設置する問題について話し合った。

ゼレンシキー大統領は、「私たちにとって重要なことは、一時的被占領下クリミア領における人道問題、人権問題、ウクライナ人の問題、そして私たちの被占領地の変換問題一般を提起する、恒常的な場が現れることである」と発言した。

これに対して、ボレルEU上級代表は、EUはクリミア併合を決して認めることはないし、その立場から離れることはないと明言した。

なお、22日、ボレルEU上級代表が、同職就任後初めてウクライナを訪問している。

写真:大統領府