ゼレンシキー首相、ナワリヌイ露野党政治家への暗殺未遂を非難

ヴォロディーミル・ゼレンシキー大統領は15日、ロシアの野党政治家アレクセイ・ナワリヌイ氏への暗殺未遂を非難し、状況についてのより詳細な情報を待っていると発言した。

ゼレンシキー大統領がウィーン訪問時、セバスティアン・クルツ・オーストリア首相との共同記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。

ゼレンシキー大統領は、「私たちはナワリヌイ氏の状況をに関して共通の見解を持っており、皆がナワリヌイ氏への暗殺未遂を非難している。思うに、私たちだけでなく、世界中がその暗殺未遂に関するより詳細な情報を待っている」と発言した。

ゼレンシキー大統領は、詳細が近々現れることを期待していると発言した。

これに先立ち、8月20日、ロシアの野党政治家アレクセイ・ナワリヌイ氏の体調が航空機の中で悪化し、航空機はオムスクに緊急着陸、ナワリヌイ氏は病院へ搬送された。8月22日、同氏は特別機でベルリンに移送。9月2日、ドイツ政府は、検査によりナワリヌイ氏の体内からソ連時代製造の神経剤「ノビチョク」系が見つかったと発表した。

ナワリヌイ氏は長らく昏睡状態であったが、15日、意識回復後初めて、ソーシャルメディア上に写真とともに回復ぶりを伝えている。