ベラルーシ野党の調整評議会、幹部を選出

ベラルーシの野党勢力からなる調整評議会は、7名の幹部を選出した。

ベラルーシのニュースサイト「ナーシャ・ニーヴァ」がテレグラム・チャンネルにて伝えた

発表によれば、幹部となったのは、ノーベル文学賞授賞者のスヴェトラナ・アレクシエーヴィチ(シヴャトラナ・アレクシエヴィチ)、スヴェトラナ・チハノフスカヤ(シヴャトラナ・ツィハノウスカヤ)大統領選候補選対チームのオリガ・コヴァリコヴァ(ヴォリハ・カヴァリコヴァ)、ヴィクトル・ババリコ本部代表者のマリヤ・コレスニコヴァ(マルイヤ・カレスニカヴァ)、元文化相で外交官のパヴェル・ラトゥシュコ(ラトゥシュカ)、法律家でババリコ本部のマクシム・ズナク、ミンスク・トラクター工場MTZストライキ代表者のセルゲイ・ジレフスキー(シャルヘイ・ジレウスキ)、国際仲介人で法律家のリリヤ・ウラソヴァの7名とのこと。

これに先立ち、8月15日、チハノフスカヤ選対本部は、政権交代を目的とする調整評議会の設置を開始していた。

ルカシェンコ・ベラルーシ大統領は、この評議会の動きを「政権奪取の試み」として非難している。

これに先立ち、8月9日、ベラルーシでは大統領選挙が実施された。同国の中央選管は、14日に、最終開票結果として、現役大統領のアレクサンドル・ルカシェンコ候補の得票約80%であり、有力視されていたスヴェトラナ・チハノフスカヤ候補の得票は約10%だったと発表。

これに対して、ベラルーシ市民が全国にて、中央選管の発表に疑問を提示して抗議を続けている。抗議者たちは、選挙結果は捏造されており、実際にはチハノフスカヤ候補がルカシェンコ候補に大差で勝利したと考えている。この抗議運動により、抗議者と治安機関の間で衝突が起き、多くの拘束者や死傷者が出ている。