ゼレンシキー大統領、国民にベラルーシへの渡航を控えるよう呼びかけ

ヴォロディーミル・ゼレンシキー大統領は、複雑な政治状況の続いているベラルーシにつき、ウクライナ国民に対して同国への渡航を控えるよう呼びかけた。

13日、ゼレンシキー大統領がボリスピリ集中治療病院視察時に記者団に対して発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

大統領は、「ベラルーシでは、現在非常に複雑な状況が続いている。私たちはウクライナでそれを経験したことがある。私は、そこ(ベラルーシ)で死者も負傷者も出て欲しくないし、政権が社会との対話を見出して欲しいと強く思っている。しかし、今のところ私たちが見ているのは、複雑で不安定で深刻な状況だ。私は今、ウクライナ国民にこの複雑な状況、ウクライナ人が拘束されていることから、ベラルーシへの渡航を控えるよう忠言する。情勢がおおむね安定するまでだ」と発言した。

大統領はまた、最新情報によればベラルーシで拘束されたウクライナ国民は3名であるとし、3名の把握と解放を実現すべく、ウクライナ外務省がベラルーシ当局と協議をしていると伝え、「私は、ウクライナ国民が帰国することを強く望んでいる」と発言した。

写真:大統領府