ウクライナはベラルーシ中央選管による公式選挙結果の発表後に対応を決める=外相

ウクライナは、ベラルーシ大統領選挙につき、同国中央選挙管理委員会による集計結果が公式に発表された後に対応を決定する。

13日、ドミトロー・クレーバ外相がオンライン記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

クレーバ外相は、「ベラルーシ大統領選挙の公式結果はまだ発表されていない。ベラルーシ中央選挙管理委員会が結果を正式に発表してから、私たちは、その事実にどのように対応するかにつき決定を下すことになる」と発言した。

これに先立ち、8月9日、ベラルーシでは大統領選挙の最終投票日が終了。同国中央選管は、現役大統領のアレクサンドル・ルカシェンコ候補が約80%の得票で優勢だと発表していた。

この結果に対して、ベラルーシ全国で不満を抱く市民による抗議が続いている。これにより、抗議者と治安機関の衝突が起きており、拘束者や負傷者が出ていると伝えられている。

大統領選挙の有力候補者と見られていたスヴェトラナ・チハノフスカヤ(シヴャトラナ・ツィハノウスカヤ)は、11日にベラルーシを出国し、リトアニアへ移動。ベラルーシ政権から圧力を受けたと考えられている。