クリミア・ドンバス問題が存在する限り、ロシアにG7へ戻るチャンスはない=独外相

ドイツは、クリミアとドンバスの問題が解決するまでは、ロシアのG7への回帰に反対する。

ドイツのハイコー・マース外相が発言した。独DW通信が独ライニッシェ・ポスト紙をキャリーする形で報じた

マース外相は、ライニッシェ・ポストへのインタビューにて、「ロシアは、その扉を開くために、自ら最大の貢献をすることが可能だ」と発言した。

外相は、ロシアのG8からの除外の原因がクリミア「併合」とウクライナ東部侵略であったことを喚起し、「(編集注:クリミアとドンバスの問題にて)進展がない限り、私は、(編集注:G8へのロシアの回帰についての)一切のチャンスを見出せない」と発言した。

記者からの、欧州はクリミアを失われたものとは扱っていないのか、との質問に対して、マース外相は、「私たちは、単に肩をすくめて、21世紀に欧州にて国境がああも簡単に書き換えられることを留意するだけにしておくわけにはいかないのだ」と発言した。

その上で外相は、「私たちは、モスクワにシグナルは送らない。ウクライナ東部の問題が解決される時、クリミアの問題もまた解決される」と発言した。