ウクライナ外相、ロシアによる新型コロナ・ワクチン開発へのサイバー攻撃に懸念表明

ウクライナ政府は、英国、カナダ、米国とともに、ロシア連邦による新型コロナウイルスのワクチンを開発する研究機関へのサイバー攻撃を懸念している。

16日、ドミトロー・クレーバ外相がツイッター・アカウントに書き込んだ

外相のツイートには、「私は、COVID-19ワクチン開発に対するロシアのサイバー攻撃につき、ドミニク・ラーブ(編集注:英国外相)氏とカナダや米国のパートナーたちの懸念表明に加わる。ウクライナは、何年もロシアによるサイバー攻撃に苦しんできたのであり、国際法がサイバー空間に対して完全に適用されるべきだと主張している。違反が罰せられないままではいけない」と書かれている。

これに先立ち、英政府がカナダと米国との連名で、ロシア情報機関と繋がりのある「APT29」と呼ばれるハッカー・グループが同3国の研究機関にサイバー攻撃を仕掛け、新型コロナウイルスのワクチン開発の情報を盗み出そうとしたと発表していた。