撃墜ウクライナ機のブラックボックス解析は7月20日に仏で開始=イラン外務省

イランとフランスは、今年1月にテヘラン近くで撃墜されたウクライナ国際航空旅客機のブラックボックスの解析日程に合意した。

29日、モフセン・バハールヴァンド・イラン外務次官が発言した。イランのISNAが報じた

バハールヴァンド次官は、「イラン民間航空機関は、フランス航空事故調査局(BEA)と必要な書簡やりとりを行い、合意はほぼ完了した」とし、「何らかの予期せぬ出来事が起きなければ」解析作業の開始は2020年7月20日となると発言した。

同次官は、イランの専門家チームが作業を行うとし、解析はイランチームの監督・管理の下で行なわれると述べた。同次官は、「もちろん、この悲劇に何らかの形で関係するその他の国も自らの代表者をオブザーバーとしてフランスへ送ることができる」と発言した。

これに先立ち、2020年1月8日、イラン首都テヘラン近くにて、テヘラン~キーウ(キエフ)間を飛行していたウクライナ国際航空旅客機ボーイング737が革命防衛隊のミサイルにて撃墜され、乗客・乗員176名全員が死亡した。

イランは、1月11日にウクライナ航空機を誤射で撃墜したことを認める発表を行なっている。