声党ヴァカルチューク氏、最高会議議員の辞職を発表

最高会議の野党会派「声党」のスヴャトスラウ・ヴァカルチューク議員は、議員辞表を書いたと発表した。

11日、ヴァカルチューク氏が記者団に対して発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

ヴァカルチューク氏は、「私は、自らのミッションは部分的に履行したと思うと述べてきた。それは、私たちが議会に会派を入れたことだ。(中略)個人的課題履行のこの点を総括しつつ、私は、最高会議議員の辞表を今日登録したことを伝えたい。辞表は登録されており、近いうちに然るべき審議が行なわれることを期待している」と発言した。

同時にヴァカルチューク氏は、議員辞職は政治活動を辞めることも、声党を離脱することも意味しないと指摘した。

また、記者が、キーウ(キエフ)市やリヴィウ市の市長選に出馬する予定はないかと尋ねると、ヴァカルチューク氏は、「どんな政治家も、その最大の特徴というのは、自身の政治勢力への関心を高めるよう行動することにある。私は、そのために行動していく」と発言した。

なお、音楽家として知られるヴァカルチューク氏は、2007年9月の最高会議選挙でも政治ブロック「我々のウクライナ」から出馬し、最高会議議員に当選しているが、2008年9月には、辞職を表明している。

2019年5月16日、ヴァカルチューク氏は、自らの政党「声党」の活動開始を発表し、2019年秋の最高会議選挙で同党は比例区にて5.82%の得票にて17の議席を獲得した他、小選挙区でも3席の議席を獲得した。

最高会議会派「声党」の会派長は、元記者として知られるセルヒー・ラフマニン議員。