【宇独協議】ドイツはEU理事会でウクライナを支持していく=マース独外相

ドイツは、2020年後半に欧州連合(EU)理事会の議長国を務める間も引き続き、ドンバス平和達成や経済改革推進の点で、ウクライナを支持していく。

2日、マース独外相が、ベルリンにて開催されたウクライナ・ドイツ・ハイレベル協議後のクレーバ・ウクライナ外相との共同記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

マース外相は、「ドイツとEUのサポートにつき、ウクライナに明言したい。ウクライナとウクライナ東部紛争は、EUにとっての重要テーマである」と発言した。

外相は、ドイツは自らが議長国を勤める間、東方パートナーシップ(EaP)のプロジェクト推進、とりわけウクライナに関するものを進めることを予定していると述べ、特に新型コロナウイルス感染拡大の被害克服に関する支援を指摘した。外相は、概してEU東方の隣国との協力は、特別な役割を担うものだとも述べた。

マース外相はまた、ウクライナが一歩ずつ改革の道を進んでいると指摘し、またウクライナ政府の国際通貨基金(IMF)との合意達成を歓迎した。外相は、その合意は政治的に強力なシグナルというだけではなく、ウクライナの国際パートナー、特にドイツビジネスに対するシグナルでもあり、ウクライナが司法改革を行なっている、ベニス委員会などの勧告を履行していることを示すシグナルなのだと指摘した。

なお、2日、クレーバ外相率いるウクライナ代表団がベルリンを訪問しており、マース独外相らと協議を行なった。