ミンスク・プロセスを最後まで追求するが、プランBもCもある=大統領

ゼレンシキー大統領は、ウクライナはミンスク諸合意にてドンバス情勢解決を追求しているが、しかし、代替となるプランBやプランCも存在すると発言した。

20日、ゼレンシキー大統領が自身の就任1年目を記念した記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

大統領は、「私たちはミンスクを最後まで闘っていく。なぜなら、ミンスク(諸合意)と対露制裁が関連付いているからだ。そして、皆が、ロシアだけでなく多くの欧州諸国も、制裁を解除したがっている。私は、彼ら(欧州諸国)も制裁で経済的に苦しんでいることを理解している。しかしながら、あなたに述べたように、私たちは闘っていく。闘うために、私は1年を提示している。コロナウイルスでこのプロセスは少しブレーキがかかっており、そのため私は、全てを前に進め、ミンスク諸合意に従ってこの状況からの外交的出口を見つけられるよう、自身に追加で数か月与えている」と発言した。

一方で大統領は、ミンスク・プロセスがうまくいかなかった場合の代わりとなるプランBやプランCも存在するとしつつ、ただしそれらを適用はしたくないとも述べた。

大統領は、「社会がゼレンシキー大統領とプーチン大統領の直接協議を様々に評価するが、私は、『ミンスク』(プロセス)を放棄せず、それを実行しなければならないと確信している。ただ、並行して、別の事もある。完全な総括をして、別のプラン、プランBに移行するためには、一対一でなければ理解できないようなことがあるし、一対一でなければ聞くことのできない回答もあるのだ」と発言した。