新型コロナの1回目の「感染の波」にて病床10〜15%が埋まった=保健相}

ウクライナの医療システムの限界は、人工呼吸器を必要とする患者数が2000名に近づいた時に始まる。

マクシム・ステパノウ保健相がウクラインシカ・プラウダ通信へのインタビュー時に発言した

ステパノウ保健相は、「ピークについてだが、私たちの医療システムの治療提供能力につき、明確なラインがある。仮定の話をすれば、もし明日、第一弾の感染の波で稼働している病院の病床にて、人工呼吸器を使う人が、(現在の)155名ではなく、急に激しくこの数が増えて、2000名に接近したら、その時は、私たちは、すぐに第二弾を稼働させる。そして、それが医療システムの稼働ピークとなる」と発言した。

大臣は、現在、第一弾感染の波のCOVID0-19患者を受け入れるために、243の病院が稼働しており、病床占有率は10〜15%であり、2097台ある人工呼吸器の内、155台が使用されている状態だと説明した(編集注:インタビューが行われたのは4月22日)。

これに先立ち、ヴィクトル・リャシュコ保険次官兼国家衛生医長は、ウクライナの病院はCOVID-19の重症者を同時に3500名収容する能力があると述べていた。

なお、4月24日9時時点でウクライナ国内にて確認されている新型コロナウイルス感染(Covid-19)事例は、7647件。過去24時間で新規に477件確認された。死亡事例は計193件となった。