ゼレンシキー大統領、防疫期間の延長を説明

ヴォロディーミル・ゼレンシキー大統領は23日、国民に向けて、延長された防疫措置実施期間について、防疫措置解除に向けた条件を説明した。

大統領が国民向け呼びかけ動画にて発言した

ゼレンシキー大統領は、「私は、ウクライナ政府による5月11日までの防疫措置実施期間延長の決定を支持している。それは、国家科学アカデミーと保健省の分析にもとづいた、正しいステップである。私たちには、防疫期間終了の明確な出口計画がある。もうすぐ首相が防疫期間からの5段階脱出についての明確なシナリオを発表するであろう」と伝えた。

大統領は、防疫期間からの脱出を始めるには、2つの重要な条件があるとし、「1つ目の条件は、10日間、(新型コロナウイルス)感染者確認のパーセンテージが変化しない、あるいは、(編集注:前日比増加率が)5%以内に収まることだ。2つ目の条件は、病院のCOVID-19患者の数が、(編集注:収容可能数の)半分以下であることだ」と発言した。

大統領はまた、「国民の生命と健康に関わる問題での焦りは、致命的となり得る」と強調し、「もう少し耐えて、自らの規律を守ろう」と呼びかけた。

これに先立ち、22日、閣僚会議(内閣)は、現在の防疫措置実施期間を5月11日まで延長する決定を採択していた。

写真:大統領府