外務省、ウィキペディア執筆キャンペーンを発表

ウクライナ外務省は、市民団体「ウィキメディア・ウクライナ」と協力して、ウクライナに関する偽情報対策とウィキペディアの各言語版におけるウクライナに関する情報拡散を目的とするキャンペーンを開始すると発表した。

22日、外務省広報室が伝えた

発表には、「協力の第一段階は、オンラインマラソン『ウクライナ外交月間』の開始となる。1か月間、ウクライナ語版ウィキペディアの執筆者たちは、隙間を埋めて、ロシアの侵略、ウクライナのEU・NATOとの統合、諸外国との関係、ウクライナの国際機関における活動、パブリック・ディプロマシーのテーマについての不確かな情報を修正していく。マラソンは、5月に始まる」と書かれている。

今回のキャンペーンには、ウクライナ外務省チームも参加するとのこと。特に、ウィキペディアでの記事執筆に使えるようにするために、在外公館が諸外国との外交関係に関する文書や、政治家、活動家、重要な年月日、出来事、場所についての情報を公開していくという。

また、外交官たちが赴任先の国の言語によるウィキペディア上の記事執筆も行なっていくという。

外務省は、今回のキャンペーンは、これまでウクライナの首都英語名のKievからKyivへの変更を呼びかけた「CorrectUA」キャンペーンの延長だと説明している。